2026.05.16

ゴールデンウィークも明け、新しいお仕事のペースや日々の生活に少しずつ慣れてきた頃でしょうか。一方で、パソコン作業や事務仕事など室内で過ごす時間が長くなり、「なんだか最近、手元や少し先の画面が見えづらくて疲れやすいな」と感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
そんな室内での見えづらさを解消するために「中近両用メガネ」を作ったけれど、「ゆれや歪みが気になって、どうも慣れない・・・」「もしかして自分には合っていないのかな?」とご不安に思われていませんか。せっかくお作りになったのに、快適に使えないのは本当に辛いですよね。
先日も、高松市内にお住まいの50代のお客様が、同じようなお悩みでご相談にいらっしゃいましてね。 「パソコンの画面はよく見えるようになったけれど、立ち上がって部屋の中を歩こうとするとフワフワして気持ち悪くて。結局、以前の老眼鏡に戻してしまったんです」とおっしゃっていました。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。中近両用レンズは、一つのレンズの中に「手元を見るための度数」と「少し先を見るための度数」がグラデーションのように配置されているため、どうしても使い始めに違和感が出やすいのです。
では、どうすればこの違和感を乗り越えて、快適な視生活を送れるようになるのでしょうか。1級眼鏡作製技能士(国家検定資格)の視点から、3つの対処法をお話しさせていただきますね。

中近両用メガネの見え方に脳と目が順応するまでには、個人差はありますが、およそ1〜2週間ほどの期間が必要です。焦らず、まずは室内で座った状態から少しずつ使う時間を増やしていくことが、スムーズに慣れるための近道となります。
中近両用メガネは、視線を上下に動かすことで見たい距離にピントを合わせます。これまでの単焦点(老眼鏡など)とは目の使い方が異なるため、最初のうちは戸惑うのが当然です。 まずは、テレビを見る、本を読む、パソコンに向かうといった「座ったままの姿勢」で数時間使うことから始めてみてください。歩き回る時や階段の上り下りには適していませんので、必ず外すか、遠くが見えるメガネに掛け替えるようにしてくださいね。少しずつ、ご自身のペースで「目線の使い方」のコツを掴んでいきましょう。
どうしても気持ち悪さやゆれが取れない場合は、メガネが正しい位置に掛かっていない可能性があります。レンズと目の距離や角度を適切に保つための調整(フィッティング)を行うことで、劇的に見え方が改善することが多くあります。
ここでお伝えしたいプロならではの裏話なのですが、実は中近両用メガネの違和感の原因は「度数」だけではありません。「レンズのどの部分を通して物を見ているか」という位置関係が1ミリでもズレていると、不要な歪みを感じてしまうのです。 人間の目は、近くを見る時に少し内側に寄ります。中近両用レンズは、この目の動きを緻密に計算して設計されているため、メガネが鼻先から少しずり落ちていたり、お顔に対して傾いていたりすると、レンズの正しい位置で物を見ることができなくなってしまいます。掛け心地を見直すだけで、「あれ?さっきまでの気持ち悪さが嘘みたいにクリアに見える!」とおっしゃるお客様は本当に多いんですよ。

しっかり慣らす期間をとっても、フィッティングを見直しても合わない場合は、度数が合っていなかったり、ご自身のライフスタイルとレンズの設計が合っていない可能性があります。その場合は、専門家による詳しい測定と見極めが必要です。
ご自身の目線を動かしてピントを合わせる力と、先ほどお話しした目が内側に寄るバランスは、年齢とともに、また生活習慣によっても少しずつ変化していきます。 もしかすると、お作りになった時と今とで、お目元の状態が変わっているのかもしれません。また、「室内用」として作った中近両用メガネで、無意識のうちに「もっと遠く(屋外など)」を見ようとしてしまい、結果として「合わない」と感じてしまっているケースも少なくありません。ご自身が「どの距離を、どのくらいの時間、一番快適に見たいのか」という目的をもう一度専門家と一緒に整理することが大切です。
メガネのタナカヤでは、ただ単に視力を見るだけでなく、両目がどのように連携して物を見ているかを詳しく調べる「両眼視測定」を大切にしています。そして何より、お一人おひとりの骨格や視線の癖に合わせた「1ミリ単位の緻密な調整」こそが、中近両用メガネの見え方と疲れにくさを左右する最も重要な技術だと考えています。
どんなに高価で優れたレンズであっても、正しい位置で掛けていなければ、その性能を十分に発揮することはできません。私たちは昭和13年の創業以来、高松の皆様の視生活に寄り添い、この「フィッティング」という技術に情熱を注いできました。お顔の形はお客様それぞれで異なります。鼻の高さ、耳の位置、お顔の幅。それらを指先で感じ取りながら、丁寧に、そして緻密に合わせ込んでいく。ネットで調べるだけでは解決しない、プロによる実測と調整を、ぜひ店頭でご体感いただきたいと願っております。

A. もちろんです。当店でお作りいただいたメガネのフィッティング調整は、ご購入後いつでも無料で承っております。お顔や体型の変化に合わせて、心を込めて1ミリ単位の緻密な再調整をさせていただきます。
A. はい、大歓迎です。今お使いのメガネでお困りのことや、見え方に関するご不安など、どうぞお気軽にお話しください。地元の馴染みのお客様とお茶を飲みながらお話しするような気持ちで、ゆっくりお伺いさせていただきます。
A. お客様の目の状態やご相談内容にもよりますが、丁寧にお話を伺いながら両眼視測定を行うため、おおよそ30分から1時間程度のお時間を頂戴しております。ご納得いくまでしっかりとお調べいたしますので、お時間に余裕を持ってお越しいただけますと幸いです。
中近両用メガネは、うまく使いこなせるようになると、室内での時間が驚くほど快適になる素晴らしいパートナーです。「慣れないから」と引き出しの奥にしまってしまう前に、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 ご自身の目について、そしてメガネについて、一緒にお話ししてみませんか。高松市南新町のアーケードで、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
店舗情報:メガネのタナカヤ南新町本店
創業: 昭和13年(1938年)
住所: 香川県高松市南新町3-1
電話: 087-834-3734 営業時間: 10:00〜18:30
定休日: 水曜日
保有資格: 1級眼鏡作製技能士(国家検定資格)
店舗情報
メガネのタナカヤの原点です。ご要望をおうかがいした上で、1級眼鏡作製技能士(国家検定資格)が確かな技術と安心でお客様に最適なメガネをご提案いたします。お子様からシニア世代まで幅広いラインナップを揃えております。