2026.04.20

4月も半ばを過ぎ、高松の街もすっかり春本番の暖かさになりましたね。ゴールデンウィークの連休に向けて、お出かけの計画を立てていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。気候が良くなり、ドライブやご旅行で外の景色を楽しむ機会が増えるこの時期、「せっかく遠近両用メガネを作ったのに、足元がフワフワして疲れる」「旅行用のガイドブックと遠くの景色を交互に見ると酔いそうになる」と、せっかくのメガネが合わずに悩まれているお声をよく耳にします。
見え方に違和感があると、せっかくのお出かけも心から楽しめませんよね。そのご不安なお気持ち、よく分かります。
先日も、ご夫婦でゴールデンウィークに四国霊場巡りを楽しみにされているという60代のお客様がいらっしゃいました。「他のお店で初めて遠近両用を作ったけれど、階段が怖くて掛けられないんです」と、とてもお困りのご様子でした。じっくりとお話を伺い、レンズの設計を見直し、お顔に合わせてしっかりと掛け位置を調整してお渡ししたところ、後日「とても調子がいいです!これなら安心してお遍路に行けそうです」と、とてもうれしいお声をいただきました。
遠近両用メガネが合わない原因は、主に「度数の設定」「レンズの設計」「フィッティング」「目線の使い方」「用途との不一致」の5つが考えられます。
遠近両用メガネは、1枚のレンズの中に「遠くを見る度数」から「近くを見る度数」までがグラデーションのように配置されている、とても繊細なレンズです。そのため、少しでも合わない部分があると違和感に繋がってしまいます。
1つ目は、遠くも近くも欲張って度数を強くしすぎていること。
2つ目は、レンズの設計(グレード)がお客様の目の動きに合っていないこと。
3つ目は、メガネが正しい位置に掛かっていないこと。
4つ目は、レンズの下の方で近くを見るという「目線の動かし方」に慣れていないこと。
そして5つ目は、長時間のパソコン作業など、本来なら別のレンズを使うべき場面で無理に使っていることです。
どれか一つでも当てはまると、なんだか疲れる、という状態になってしまいます。

遠近両用メガネに慣れるまでは通常1週間から1ヶ月ほどかかりますが、まずは座った状態から少しずつ掛ける時間を増やすのがコツです。
初めての遠近両用メガネは、誰でも最初は少し足元が揺れるような感覚があるものです。いきなり掛けたまま階段を上り下りしたり、車の運転をしたりするのは少し危険です。
まずは、ご自宅でテレビを見ながら新聞を読むなど、座った状態で「目線を上下に動かす」練習から始めてみてください。お顔ごと下を向くのではなく、あごを少し引いて目だけを下に向けるのがポイントです。少しずつ慣らしていくことで、脳が見え方を自然に処理できるようになり、快適に使いこなせるようになりますよ。
お仕事やご趣味に合わせて、室内用の「中近両用」や手元専用の「近近両用」といったレンズを使い分けることで、目の疲れは劇的に改善されます。
遠近両用は「万能薬」のように思われがちですが、実はお手元(パソコンや読書)の視野はそれほど広くありません。そのため、お仕事で一日中パソコン画面を見るような方には、手元から数メートル先までがゆったりと広く見える「中近両用(室内用)」や、デスク周りに特化した「近近両用(デスクワーク用)」を強くおすすめしております。お靴で例えるなら、遠近両用はお出かけ用のスニーカー、中近両用は室内で履く心地よいルームシューズのようなものです。用途に合わせて履き替えることで、目はもっと楽になりますよ。
快適な遠近両用メガネには、1級眼鏡作製技能士(国家検定資格)による、お顔の骨格に合わせた1ミリ単位の緻密なフィッティングが不可欠です。
ここで少し、私たちが店頭で大切にしている裏話をお話しさせてくださいね。遠近両用レンズは、目からレンズまでの距離や、レンズの傾きがたった1ミリずれるだけで、見え方が大きく変わってしまいます。私たちは、お客様がお店に入ってこられた時の歩く姿勢や、お話しされる時のあごの上がり具合などを密かに拝見しています。そうした「普段の自然な姿勢」にレンズの焦点がぴったり合うよう計算しなければ、本当に使いやすいメガネにはならないのです。
どんなに高価なレンズを選んでも、お一人おひとりの骨格や視線の癖に合わせた「1ミリ単位の緻密な調整(フィッティング)」ができていなければ意味がありません。これが、見え方と疲れにくさを左右する最も重要な技術であり、私たちプロの腕の見せ所でもあります。
メガネのタナカヤは、昭和13年(1938年)にここ高松で創業いたしました。長くご愛顧いただいている中で、遠近両用メガネの測定には特に力を入れております。
右目と左目がバランスよく連動しているかを見極める「両眼視測定」を丁寧に行い、最適なレンズが決まったら、テスト用のメガネを掛けて実際の商店街の景色を見たり、お店の中の階段を上り下りしていただいたりします。生活に近い環境でじっくりお試しいただくことで、「これなら大丈夫」と心からご納得いただいた上でお作りしたいからです。
遠近両用メガネに関して、ご来店前によくお寄せいただく疑問にお答えいたします。
A. お悩みをお伺いしたり、目の動きを丁寧に見極めたりするため、1時間ほどお時間を頂戴することがございます。お客様の生活に寄り添うための大切なお時間ですので、どうぞ時間に余裕を持って、リラックスしてお越しくださいね。
A. もちろんです。当店でお作りいただいたメガネのフィッティング調整は、ご購入後いつでも無料で承っております。お顔や体型の変化に合わせて、心を込めて1ミリ単位の緻密な再調整をさせていただきます。
A. もちろん大丈夫です。「遠近両用ってどんなものか試してみたい」というご相談だけでも大歓迎ですので、どうぞふらりとお立ち寄りください。
インターネットでは解決できない遠近両用メガネのお悩みは、ぜひメガネのタナカヤ南新町本店で直接ご相談ください。
遠近両用メガネは、毎日の生活を豊かにするための素晴らしい道具です。しかし、目の使い方の癖を読み解き、お顔に合わせた1ミリ単位の緻密なフィッティングを施すことは、決して画面越しには叶いません。
「今の遠近両用、本当に合っているのかな」「初めてで不安だな」と思われましたら、一人で悩まずにぜひ私たちにご相談ください。高松の地で創業から80年以上、皆様の視生活に寄り添ってきた経験と技術で、明日からの毎日がもっと明るく快適になるようお手伝いさせていただきます。南新町商店街へお出かけのついでにでも、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいね。お会いできる日を、心よりお待ち申し上げております。
店舗情報:メガネのタナカヤ南新町本店
創業: 昭和13年(1938年)
住所: 香川県高松市南新町3-1
電話: 087-834-3734
営業時間: 10:00〜18:30
定休日: 水曜日
保有資格: 1級眼鏡作製技能士(国家検定資格)
店舗情報
メガネのタナカヤの原点です。ご要望をおうかがいした上で、1級眼鏡作製技能士(国家検定資格)が確かな技術と安心でお客様に最適なメガネをご提案いたします。お子様からシニア世代まで幅広いラインナップを揃えております。